明日の君は笑う
本当に,友達としてか見てなかった?
…分からない。
「あ゛ー,もう!!」
「ぅおっ?!」
バシャンッとプールの中に顔をつける。
ブクブクとしばらく顔をつけていると,いきなり頭を叩かれた。
「なにやってんのー!!」
「わかんねぇ…」
「馬鹿じゃんー…,あ!!加賀ちゃん泳ぐっぽいよー?」
「ん?」
双葉の見ているほうを見ると,加賀っちがジャンプ台に上っていた。
泳げるのかーなんて思ってると,綺麗なフォームで入っていった。
「相当泳げるねー,加賀ちゃん」
「ああ」