明日の君は笑う
「じゃあ,とりあえずはいるか」
「そうだね」
「ちゃんとあとで説明しなさいよ」
私が睨みながら言うと,キリアは私の頭を撫でた。
「OK。分かってるよ」
その仕草でキリアが背が高くなったことが分かった。
「ナナホちゃーん!!久しぶり~♪」
「お久しぶりです。ルナさん」
「相変わらず可愛いわね~」
私に抱きついてきたのがルナ・ハースト。
キリアのお母さん。
たまにテレビ電話で喋って仲良くなった。