明日の君は笑う


「すごいな」


「外国人の転校生なんて初めてじゃない?」


修大と進ちゃんもその男の子を見ながら言う。


「てか,俺が気になんのはそこじゃないんだな~」


「俺もー」


涼ちゃんと俺の視線は自然と男の子の横に。


「早く理事長室行くわよ」


「ナナ,歩くの速いよー」


「キリアが遅いんでしょ」


何で。


「何で加賀ちゃんがいるのさー」


「俺が知ってたら苦労はしねぇよ~」


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