好きになったのがたまたま幼なじみだっただけ
my younger boyfriend
あたしが好きになった人はたまたま幼なじみだった。
そう、たまたま。
あたしの一番古い記憶の中での君は、それはそれは女々しくて。
女々しい君は嫌いだったけど、いつしか好きになっていた。
『あたしが守らなきゃ』って思うようになった。
君を守ることがあたしの使命だと思うようになった。
でも、いつかあたしのそばを離れてしまうんだよね?
あたしが守らなくてもよくなっちゃうんだよね?
あたしの“守ること”を必要としなくなった君に、
あたしがそばにいる理由がなくなった君に、
――あたしはどう近づけばいいの?
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