好きになったのがたまたま幼なじみだっただけ
「俺のお願いは、なつめに俺の彼女になってもらうこと。なつめのこと、ずっと好きだった。俺と付き合ってください」
「…やばい、これって現実?」
「ばーろー、早く返事言えよ」
「あたしも、ダイスケのことが好きですっ。よろしくお願いします…ひゃっ」
気づけばあたしはダイスケの胸の中に。
「ずっと、こうしたかった」
「あたしも。あたしのそばから離れたら、承知しないんだから」
「おう。なつめのこと離すつもりねぇから、覚悟しとけよ?」
サッカー一筋夢にまっすぐな同い年の幼なじみは、どうやらあたしのそばから離れないでいてくれる素敵な同い年の彼氏になったようです。