ばいばい、先生。【短】
出逢い
私が彼に出会ったのは、中学生のときだった。
バスケ部だった私は、高校生徒の練習試合に参加した。
その当時、キャプテンだった私は、相手高校の部顧問の先生に挨拶に行った。
それが・・・・彼との出会い。
「はじめまして!〇〇中学の沖野真奈美です!今日はよろしくお願いします!」
そう言って元気よく挨拶をしようと、中学へ入ってきた車を出迎えた。
ガチャ
赤色のカッコいい車から降りてきたその人は、私の想像をはるかに超えた人だった。
「あ、どうも。今日はよろしくね~」
私に気付いたその人は、爽やかに挨拶をする。
「あっ・・・・・・・どうぞよろしくお願いします・・・」
「挨拶に来てくれたってことは、君がキャプテン?僕は、部顧問を務めます、穂波です。君は??」
「あ・・・・はい。私がキャプテンの沖野真奈美です・・」
私がそういうと、その人はニコッと微笑んで、私に手を差し伸べた。
「はい、握手。よろしくね!」
< 1 / 18 >