ばいばい、先生。【短】
「あのね。二人だけでバスケをしたい。」
私とも、できるよね。
だって・・・私はバスケ部員。
あなたの・・・教え子。
“おう、いいぞ”
そんな言葉が返ってくることを期待した。
だけど・・・。
「なんだよ~。今日休みだろ??今日は体を休める日。明日からまたキツイ練習が待ってるぞ??」
先生は、“いいぞ”って言ってはくれなかった。
「先生・・・どうして・・・???」
「えっ??ちょ、どうした?沖野・・・??」
どうして泣いているのか分からない先生は、動揺してる。
でも、涙を流さずにはいられなかった。
私・・・・最近、泣いてばっかり。