ばいばい、先生。【短】
「先生、私、もっと大人になる。大人な女になる!」
「そっかそっか。頑張れよ」
私のいきなりな発言に、先生は笑うことなく応援してくれた。
先生、私いつか、
先生を超える男の人見つけるからね。
先生が大好きだけど、
私は先生を諦める。
気持ちはそう簡単には変わらないかもしれないけど。
でも、昨日の気持ちとまったく違うんだ。
私、前に進める気がする。
「ありがと、先生」
「ん?おお!」
そう笑う先生に、
私はさよならを告げる。
“さよなら、私の恋心”