副業サンタと見習いサンタ【仮】
一晩少女を泊めたワシは、また困った事があればいつでもおいでと送りだしクリスマスに向けて準備を始めた。

ありえない物をお願いしている子達のプレゼントから用意しよう。

『食洗機、中の食器も全て』
『本物の車』
『大きな家』

こんな物をお願いしてくる子供達までいる。
だから見習いの子のお手伝いさんだ欲しいのじゃ。



あれから1週間後、またあの少女がきた。
1週間前よりボロボロになっている。

前みたいにスープを作ってあげたら、やはり全て飲みほした。
しかし今回は物足りない様子だった。
わしが食べようと用意していた物も全て平らげてしまった。

今回も暖炉の前で寝てしまいそうだったので、寝てしまう前にお風呂に入れて着がえも済ませワシのベットに寝かせた。

少女に晩御飯を全て食べられてしまったワシは1からまた作り直し食べ、お風呂に入って寝ようとしたら少女が起きてた。

少し話を聞いてみることにした。
親はいるのかとか家はどのあたり?など。

少女は話してくれなかったが、首を振るなどアクションはしてくれた。

親もいなく、施設にいたがそこの生活が嫌で逃げ出したみたいだった。
で、またここに戻ってきたというわけらしい。
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