副業サンタと見習いサンタ【仮】
ワシは少女さえよければ一緒に住んでみようと考えた。
このあたりに施設は１か所、戻す事も考えたが嫌だったらまた逃げ出してくるだろう。

ちょうどいいところに少女が来たとも思っていた。
この子が見習いしてくれたらどれだけ楽かとも考えた。

今日はゆっくり休ませてあげてまた明日話すことにした。

次の日、おはようとだけ言い家を出て行こうとする少女を一緒に住まないかと呼びとめた。
少女は少し困った顔をしたが、やはり施設には帰りたくないのか笑顔でうなづいてくれた。

これでまずは一安心だ。

その流れで見習いの話をしてみたが、少女はサンタを知らないらしくまずはイブの夜までに説明することにした。

その際まわりに声が聞こえないように魔法で消す。

まずは既に詰め込んであるプレゼントを見せ、これを子供達の所に持って行くんだというところから細かい事は省き説明を始めた。

家の外にいるトナカイさんに乗って子供達の家まで飛んで行き、煙突ではなく普通に窓から入る。
メリークリスマースと小さな声で言いながら、頭を撫でて枕元にプレゼントを置く。
靴下があったら靴下に入れる。
その時に手紙があったら受け取って終わり。






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