想思相愛
哉太と結婚したいよ、僕も。
ずっと一緒に居たい。
迷いなんかない。

太陽の光が2人の背中を照らす。

「愛してんで、こころ」

「こころも、愛してる。」

そっと抱き寄せられる。

哉太の身体に触れると
ドキドキしちゃうの。
胸が壊れそうなくらい。

僕の頭が哉太の胸にある。
つまり僕は哉太の胸の中にいる。

哉太の胸の鼓動が聞こえる。


「こころ、遠い所行きたい」

「えっ?」

そっと哉太の胸から離れた。

「2人だけになりたい。」

「遠い所って陽が暮れるやん」

「いいやん」

「親に怒られる…」

「………」

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