いつわり☆



あたしは、そのまま足音の人が屋上から出るまで同じ態勢で居ようとした。




だけど、



不意に頭に被せられたモノ。



…タオル。



誰のか分からない。



…もう、誰のでもいい。



今はこのタオルを借りよう。



そう思うとあたしは頭の上に手を乗せてタオルを掴む。



そして、そのタオルで顔を隠した。



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