雨が降ったら恋の予感
それぞれの思い
玲斗side

俺はずっと悔やんでいた…

8年前のあの出来事を…

俺の家族は、母が海外で事故に合い5歳の時から父が俺と妹の面倒をみていた。

父は、1人で一生懸命、俺たちの事を育てながら真剣に仕事に取り組んでいた。

だけど、そんな父は仕事場の会社員と恋に落ちた。

でも、相手は子持ちで…

つまり、父はかけ落ち。

その会社員は、涼子さんで叶華のお母さんだった。

俺らの家族は、お母さんがとても欲しかった。

父がいつも1人で頑張っているのを見ると、居ても立っても居られない気持ちで少しでも幸せなご褒美があってもいいんじゃないか?とずっと思っていた…

だから、お父さんには、その人と結ばれて欲しかった…

小さかった俺は、まだその先の事なんて、想像もしてなかった…

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