雨が降ったら恋の予感
私は無事に退院し、玲斗と名乗る彼とは顔をあの日以来合わせなくなった。
月曜日、私が放課後校舎裏に行くと、蓮が戸惑った様子で待っていた…
「遅れてごめん!委員会で遅れちゃったんだー…話って何?」
「あのさ、土日のお祭り、一緒に行かない?あっ!行く人、決まってたら、無理にオッケーしなくても、いいから…。もし良かったら、俺と一緒に行きませんか?」
「いいよー!一緒に行く人、決まってなかったしww」
蓮はガッポーズをして、爽やかなスマイルを私に向けた…
「ほらっ。ぼーっとせずに、帰るぞ⁉今日は、俺が家まで送るよ」