苦恋症候群
三木くんの、悲しい過去の話を聞いて……それでも私は、彼がすきだと思った。
彼がすきだから、しあわせになってもらいたいって。
どうか、自分を責め続けないでって。
しあわせになることは、雪妃さんを裏切ることには、ならないんだって。
雪妃さんだって、三木くんのしあわせを、望んでるはずだって。
その気持ちは、言葉は。少しでも、彼に届いてくれただろうか。
ただ、目の前にいただけの私にでも。私が無理やり、聞き出したようなものでも。
三木くんが長年抱えていた苦しみを吐き出したことで、たとえ僅かでも彼の心が軽くなったのならいい。
そうしてできれば、自分のしあわせを、見つけてくれればいい。
……そこに、私がいなくても。彼に本気でぶつかった今の私は、悲しくたって、後悔はしない。
彼がすきだから、しあわせになってもらいたいって。
どうか、自分を責め続けないでって。
しあわせになることは、雪妃さんを裏切ることには、ならないんだって。
雪妃さんだって、三木くんのしあわせを、望んでるはずだって。
その気持ちは、言葉は。少しでも、彼に届いてくれただろうか。
ただ、目の前にいただけの私にでも。私が無理やり、聞き出したようなものでも。
三木くんが長年抱えていた苦しみを吐き出したことで、たとえ僅かでも彼の心が軽くなったのならいい。
そうしてできれば、自分のしあわせを、見つけてくれればいい。
……そこに、私がいなくても。彼に本気でぶつかった今の私は、悲しくたって、後悔はしない。