あなたに出会えて....
「こ....こって........壬生寺....」
「舞姫........?」
琴音は歴史が苦手だが
舞姫は歴史が1番得意だった。
「壬生寺....って事は壬生浪士組....」
「壬生浪士組?何それ?」
「おい五月蝿いぞ。ここで少し待ってろ」
私達は屯所に入り、ある部屋の前で待たされている。
「舞姫?どうしたの?」
舞姫を見ると真っ青になっており震えていた。
「大丈夫よ。」
するときなり襖が開き、私たちを連れて来た人は出ていった。
彼はすれ違いざまに中に入れと私達に言い、どこかへ行ってしまった。