あなたに出会えて....
「か〜もニイ!お酌する!」
「ほう?琴音はいつからそんな気が利くようになった?」
「失敬な!元々気が利く子でしょ!」
「クックク、笑わせるな」
「もう!鴨ニイにはお酌してあげないんだから!近藤さ〜ん!お酌しまーす!」
「おう、ありがとう琴音君!」
「いえいえ、近藤さんは誰かさんとは大違いでとーっても優しいからいつでもお酌しますよ!」
「ふんっ!」
嫌味ったらしく言った琴音を鼻で笑う芹沢。
「鴨ニイ、私もお酌するね。」
「....(¬ω¬)....舞姫は琴音と違って女らしくて気が利くな。」
「............ふんだ!」
舞姫は思わず苦笑い。
「全く、鴨ニイってば酷いんだから!ほら、歳三。お酌してやっから猪口出せ。」
「お前俺の扱い酷くねえか?」
「そんなことないよ。気のせい気のせい。ほら猪口出さねえなら別んとこ行くぞ。」
土方は無言で猪口を琴音に差し出した。