あなたに出会えて....
鴨ニイの葬儀で私と舞姫は鴨ニイと親しかったと言う理由で幹部達と並び最前列に立っていた。
何人かの隊士が泣いていた事から鴨ニイは沢山の人達に慕われていたことがわかった。
舞姫は膝から崩れ落ちて泣いている。
私はただ無表情で鴨ニイの遺体を見つめていた。
隊士「なぁ、黒崎って芹沢さんと仲良かったよな?」
隊士「あぁ。でも泣いてねえっつう事は芹沢さんの死を悔やんでねえってことじゃね?」
隊士「薄情な奴だな。」
言いたいやつには言わせときゃいいのよ。
しかしそんな隊士達に気づいた土方が睨むと「ひぃっ」と叫び声をあげていた。
「ありがとう」
「俺は何もしてねえぞ?」
ヒソヒソと小声で話す二人。
「うん。でも、ありがとう。」
「ふっ。」