あなたに出会えて....






「それはそれは失礼しました。私今あまり機嫌が良くないんで話しかけないで頂けます?貴方の顔を見ていると余計イライラするんですよ。」




「お前からぶつかってきたくせに!」




「チッ。うるせえな。」




琴音はそれだけ言うと雑巾掛けを再開した。





後ろで信玄が何か叫んでいたが聞かなかったことにしよう。





さてさて次は洗濯かな。




............数分後。




「よし、洗濯終わり!」




ちょっと一休みしようかな。



「あったかいなぁ〜」



私は縁側に座ると急に睡魔に襲われ、そのまま寝てしまった。



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「琴音!団子買ってきましたよー!あれ?」




「寝ちゃったみたいね」



「最近ずっと動いてるもんな。疲れてんだろう」



「それに琴音は最近あまり眠れていないみたいです。夜中に何度も寝返りをうっていますから。」




(((心配だなぁ....)))





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そしてまた数分後....



「ふっ。餓鬼か....」




たまたま縁側を通りかかった土方。




そこには琴音、総司、舞姫、平助が並んで寝ていた。




「お前らはまだ若いのに....辛い仕事ばかりさせて........俺も鬼だな。」



土方がそんなことを言っていたのを四人は知らない。



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