あなたに出会えて....




「ほう?じゃあ俺等が壬生浪士組になるまでを話してみろ。」




「はい。会津藩お預かりの壬生浪士あるいは精忠浪士は文久3年、清河八郎が京へ率いた浪士組が東帰した後も京に残った24名で構成。筆頭局長は芹沢鴨、局長は近藤勇、副長は3人で近藤派の土方歳三と山南敬助、芹沢派の新見錦。とまぁこんな感じですね。今のところは....」




「凄い!凄い!全部当たっているぞ!凄いな歳!」






「近藤さん....こんくらいの事すぐ調べられるだろう。お前ら長州の間者じゃねぇか?」






「断じて違います。」







「あのぅ~間者って何ですか?」








「琴音はちょっと黙ろうか(ニコッ」







舞姫さん....怖いっす。






「その程度の知識じゃ俺等は信じねぇぞ。」







「あら、そうですか。ならとっておきのアレを教えましょうか?」






「俺が信じるようなのなんだろうな?」


   




「えぇ。もちろんですとも。」







「なら言ってみろ」







「ふふふ。梅の花 〜 一輪咲いても 梅は梅〜」




「なっ!」



「クスクス。知れば迷い 知らねば迷わぬ 恋の道」




「も、もういい!わかった!信じる!」




「最初から信じれば良かったんですよ。」 






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