あなたに出会えて....
2階から逆さ吊りにされている古高の足の甲に五寸釘をブスッという鈍い音をたてながら刺した。
「う"っ....ぐぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」
「早く吐いちゃいなよ?痛いでしょう?」
「ぐっ....あ"ぁぁぁ....」
「まだ、やられ足りないってことかな?」
そう言うと私は蝋燭に火を付け溶けた蝋を釘の刺さった足に垂らした。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁあ!やめてくれ"ぇええぇぇぇぇぇえ!」
「やめてくれぇ?じゃあ話してくれるってこと?」
「....っ....」
「....?」
タラーーーーー
「あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁあ!言うから!やめてくれえ"ぇぇぇえ!」
「ふふふ。やっと話してくれるのね。」
「風の強い日に....っ....風間身に火を....放って参内....する中川宮と ....っ........松平肥後守容保....を襲撃する....」
「話してくれてありがとう。」
そう言うと私は蔵を出た。