あなたに出会えて....





そして迎えた夜。




「総司、竹筒に水を入れてきたからこまめに飲んでね。」



「分かりました。ありがとうございます!」



「平助、鉢巻を絶対外さないでね?外したら殺すから。」



「わ、わかった!」




「新八、よそ見しないでね。とくに親指の付け根を気をつけて!怪我したら....どうなるか分かるよね?」



「いや、わかんねえし!なにすんだよ!」




私は小声で怪我をする皆に声をかけた。



「行くぞ。」



いよいよだ。




この歴史的な夜に私は立ち会えるんだ。




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