あなたに出会えて....





その頃、琴音は……。




「離せぇ!汚え手で触るな!」




「汚くなどない!毎日手を洗っている!」




「もう!なんでもいいから離せよっ!」




「断る!お前は壬生狼で大切にされているだろう」




「んなっ!卑怯よ!」





「うるさい!手荒な真似はしたくなかったが…仕方ない。」




「う”っ……」




汚い男の声を最後に琴音は意識を手放した。





< 161 / 404 >

この作品をシェア

pagetop