あなたに出会えて....
「じゃー次行くぞ。両者構え!始めっ!!」
ドンっ。
「琴音さんどうしました?隙が多いですよ?」
「チッ。」
パシッ。
私は一度距離を取り体制を整える。
すると沖田が修司の得意技でもある三段突きの体制に入った。
私はそれを難なくかわした。
「私にそれは効きません!!」
それからは攻めてさけての繰り返しだった。
しかし沖田から痺れを切らしたのか攻撃の
嵐が私に降り注ぐ。
壁に追い詰められた私を見た沖田は口角をニヤリとあげた。
私はその時にできた隙を見逃さなかった。
私は素早く沖田の後ろに回り、沖田の首に竹刀を打ち付けた。
パァァァァン!「そ、そこまで!勝者琴音!」
アレ?なんかデジャヴ?
私の勝利に道場にいる舞姫以外の全員が驚いていた。
「わ、私が負けた?」
「総司に勝つなんて....恐ろしい。」
「あの三段突きをかわした!?」
ふんっ。三段突きをかわすくらい楽勝よ!
まぁみんなには言わないけどね。
「こーとね!お疲れ!」
「おう!サンキュ」
「さんきゅう?」
「何だアレ?異国の言葉じゃねーの?」
あっ!しまった!英語は使わないよう気おつけないと!