あなたに出会えて....
「相部屋になるということは元々一人部屋だった人の部屋に入るということですよね?」
「そうだ。」
「それ、迷惑じゃありません?私やっぱり屋根でいいです。」
「お前なぁ女子の自覚あるのか?」
あらら。呆れられちゃったよ私。
「琴音さんさえよければ私の部屋にいてもいいですよ?」
「俺も舞姫さえよければ部屋使っていいぜ?」
「え、でも........」
「琴音さんは私と同じ部屋で嫌ですか?」
「いえ!その…私も沖田さんが宜しいのなら…
お願いします。」
「はい。お願いします。
私が言うと沖田さんは満足そうにニッコリ笑っ
た。
「で?舞姫は?俺とじゃ…嫌か?」
藤堂さんは子犬のような上目遣いを舞姫に
向けていた。
「わ、私もっ、藤堂さんさえよければお願いしますっ!」
あらあら、舞姫さんったらお顔が真っ赤。
ふふふ。
「よし!部屋も決まった事だ。そろそろ夕餉だし、総司と平助は二人を広間まで案内してやれ。あーあと、お前等を広間で隊士達に紹介するからな。」
「「「「はーい!」」」」