あなたに出会えて....
半刻後………
「総司…そろそろ屯所に戻ろう」
「あと少しだけ」
「ダメだよ。ここで風邪引いたら明日出掛けられなくなっちゃうよ?」
「ムウ。わかりました」
「ふふふ、よろしい」
そして門まで戻ると……
「「鬼だ…」」
「鬼じゃねえ!お前ら勝手に外出してんじゃねえ!!」
「外出ったってすぐそこの壬生寺までじゃない」
「そうですよ。こんなの外出の範囲じゃありませんよ」
「いやいや、お前は壬生寺も出ちゃいけねえ奴だらろうが」
「あ、そうだ。明日は山南さんと舞姫と平助と私と総司で町に行くから」
「…………いや、だから総司は」
「最近調子が良いのよ。元気な時に出してあげないと体が訛っちゃうし」
土方の言葉に被せるように言った琴音。
「………いやでも…………」
「大丈夫だから」
「…………分かった」
「やったーー☆」