あなたに出会えて....
「なーに男3人はコソコソやってんのかしらね?」
「折角一緒に買い物に来たのにね…」
「何か言いましたか?」
「「ぶーーーーーーー」」
はい、お茶吹き出しました。
「うわ、きったねー!」
「あっはっはっは!」
「何その突っ込みどころ満載な笑方は…」
「山南さん!甘味食べて帰りましょう!」
「少しだけですよ」
「わーい!」
「さすが山南さん!」
「すいませーん!注文いいですかー?」
店娘「へぇ、なんにしましょう?」
「私お団子!」
「私はお汁粉で!」
「じゃあ俺団子」
「僕は団子10本、餡蜜5つ、お汁粉7杯で!」
「………………」
山南さん…空いた口が塞がらない。
店娘「そちらの方は…?」
「……はっ!私はお茶で」
山南さんはそれだけ言うと財布の中を悲しそうに見つめていた。