あなたに出会えて....
部屋に着き総司が布団を敷くべく襖を開けると固まった。
「総司?どうしたの?」
声をかけても動く気配なし。
「総司ー?おーい!」
顔の前で手を降ってみるがこれも効果なし。
どうしたんだろう?
仕方ない。こうなったら........
「そーうーじー」
「うわっ!」
ふふふ。
耳元で叫ぼう作戦大成功!
「総司どうしたの?」
「あぁ、それが布団が1つしかないんですよう」
「そっか....やっぱ私は屋根で寝るよ」
「女子にそんなことさせられません!私が床で寝ますよ!」
「いやいやいやいや!組長にそんなことさせられないから!あ、なら総司さえよければ一緒に寝ない?」
「私も琴音さえ良ければいいですよ?」
なんだ。あっさり決まったじゃん。
今日は色々と疲れたな。本当に時を渡ったんだね。
信じられないけど信じるしかないんだよね。
ハァ....。
「琴音、おやすみなさい」
「おやすみ総司」私は眠りに着き朝までグッスリ........のはずだった。
夜中に目が覚めてしまい、今は縁側で涼んでいる。
「ハァ....」
「溜息つくと幸せ逃げんで?」
「誰?」
「わいは監察型の山崎烝や!よろしゅうな!」
「私は黒崎琴音です。よろしくお願いします。」
「わいにも敬語使わんでええよ。琴音とは仲良
くなれそうや!」
「私も烝と仲良くなれそう!」
暫く烝と話し込んでいると足音がした。
「琴音?」
「舞姫!やっぱ寝れないよね?」
「ふふふ。そうね。そちらは?」
「わいは山崎烝や!よろしゅうな!
お前は舞姫やろ?琴音から聞いとるよ!」
「よろしくお願いします。」
「あー敬語いらんよ!固っ苦しいの嫌やねん!」
「ふふふ。そうだね。烝!」
それから1時間程3人で話していると眠くなってきたのでそれぞれの部屋に戻る事にした。