あなたに出会えて....






「近藤さんのは一球、一球が痛かった…」




「土方さんの雪玉は速過ぎてよけられたことがない…」



「へぇー」



「話を戻すな。んで一も誘ったんだ。そん時の一の顔は忘れらんねえな。」



「俺もだ!たしか土方さん並に恐ろしい顔をして道場に駆け込んだんだよな!」



「そうでしたね!後から一君に聞いたら雪は冷たい。しか言わなくて…くくく」



「ふうん。で?なんで一は雪が怖いの?」



皆の視線が一に移る。



「別に怖いわけではない。ただ…」



全員「ただ…?」



「………やっぱり何でもない。俺は仕事に…」



「そこまで話して帰らせるか!」



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