あなたに出会えて....




「琴音、そんなに食べたら太るよ」



「あぁーー!平助と舞姫じゃねーか!!!」



「久しぶりだなあ!元気だったか?」



「平助少し背が伸びたんじゃないですか?」




「嘘だろ?本当か!」



「嘘に決まってるじゃないですか」



「なんだよ!!喜んで損した!」



やっぱり……こうじゃないとね。




「舞姫……」




「琴音…顔色悪いけど大丈夫?」




「えっと……夏バテ……だよ……多分」




「そう……だったら良いけど…」




なんか…気まずい。




と言うか…琴音が何かを隠している。




そんな気がする。



「……ぃ……ま……い……まい!舞姫!」




「…あ、え!?」




「座らねえの?」




「あぁ……ごめん…座るよ」




「どうした舞姫?お前が考え事とか珍しいな」




そう言ってニヤニヤ笑う新八。



「うるさいわね〜。私だって考え事くらいするの!今日は新八の奢りね!沢山食べちゃお〜。すいませ〜〜ん!お団子、お汁粉、饅頭、餡蜜を三つずつ下さ〜い!!!」



「おいこら‼︎今日は総司と琴音の分で精一杯だ!」



「ふんっ。私をバカにするのが間違いだったのよ!」




「いや、何時ものことだしね!?」



「あれ?平助は食べないの?」




「うん。舞姫の少し貰うから!」



「あっそ」




「琴音…舞姫に話さなくて良いんですか?(ボソッ」



「こんな状況で言えないよ(ボソッ」




「次いつ会えるか分かりませんよ?(ボソッ」



「う…」




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