あなたに出会えて....
長州
「晋作っっっっ!!!!!お前どこをほっつき歩いていたんだ!!!!寝てなきゃダメだろ!!!」
「おーっと…随分お怒りのようね」
「まったくだ」
他人事みたいに言うなよ…。
「っ!琴音!?」
「よう小五郎」
「ようじゃないだろう!!!なんで布団にいないんだ!!!」
「小五郎がこの年で禿げるわけだよね。こんなのと一緒にいたらストレスで髪がなくなっちゃうよ」
「禿げてなどいない!!!!!」
「突っ込み速かったねー」
「ストレスってなんだ?」
「んー……心の病かな?」
「ふーん」
聞いてきたくせに反応薄いのね。
しばらくまたここに住むのか…。
「あ、琴音」
「ん?」
「明日一緒に玄瑞の墓参り行くか?お前まだ行ってないだろ?」
「そういえば……。行かないとね」