あなたに出会えて....
「………………(京にはいつ帰れるかな…)」
「またお前は……」
「あ、小五郎だ」
「珍しいな、お前が甘味処にくるなんて」
「それはお前もだろ。そんなことよりまた出歩いて!!」
「こいつ、まだ玄瑞の墓参り行ってねえだろ?だから連れて行って来た」
「そうか…」
小五郎は切なく笑うと私達の隣に座った。
「ゲフッゲフッ……ゲッフン…ゴッフンゴッフン……ゲホッゲホッ…ゼホッ…ゲホッ…」
「晋作!」
「っ!琴音、晋作を運ぶ。手伝ってくれ!!!」
「はい!」