あなたに出会えて....
「なんで斬ったのよ!!!!」
「組長!こいつは敵ですよ!!!」
「敵じゃない!平助は……っ………敵じゃないの……っ……」
「ま……っ…い…」
地面を這いつくばって舞姫の元まで行く平助。
「ごめ……な…っ…?……ま…ぃ……が……たすけて…っ……くれ…た……のに……。おれ…も……すぐ……いく……からな……?
「……ふ…うぅ………わぁ…」
「……ちきしょ…っ…!」
「平助……っ……早く…屯所に帰ろうぜ…?」
「……さの…さん…、し……っ…ぱちさん……今まで……ありが……とな……。おれ……ほんと…に……し…せ…ぐみに…もどって…いい…のか…?」
「あたりまえだ……っ…!」
「8番組の組長が出来るのはお前だけだ…」
「…へへ……こ…ん……ど…さんと……ひじか…た…さん…に……かんしゃ……しねえとな…っ…」
「そうだ…ね…っ……。ちゃんと…お礼言わなきゃダメだよ…っ…?」
「そ…だな…。ねみぃ…な…。すこし……ねて……いいか…?」
「あぁ……、ゆっくり……寝ろ…っ…」
「…………あ……り……が……と…し…せ…ぐ…み……」
それだけ言うと平助は目を閉じた。