あなたに出会えて....






私は総司に引きずられるようにして外まで出された。




「琴音…落ち着きましたか?」





「…うん。ごめんね」




「謝るのは私じゃないですよね?」





「……うん……。私ね…怖いんだ…」





「…………………」




「未来から来た日からずっと私や舞姫とバカ騒ぎしてくれてた仲間が次々といなくなる。どんなに私が歴史を変えようともがいても全く変わらない。私の努力ってなんだろうね…。こんなになるまで自分の体に鞭打って動いて来たのに……。山南さんも舞姫も平助も、…もう…いない…」




「………………」




「私は…何のために過去に……幕末に来たの…?苦しむため…?病気になるため?死ぬため?……もうわかんないよ…」





「琴音は……私達に会いたくなかったんですか?」





「……え?」




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