あなたに出会えて....






「昔は2人で食べるなんて考えられなかったよね」



「はい!僕がいつも1人で食べると鼻の良い三馬鹿に見つかって大騒ぎされるんですよ!僕の唯一の楽しみだったのに!!!!」




お前の楽しみは他にも山ほどあるだろ、と軽く心中で突っ込んでおいた。





「じゃあ食べ終わったし、夕餉の支度をしようかなー。総司は何か食べたいものはある?」





「琴音の作る料理ならなんでも良いですよ!」






「承知した!じゃあ総司、今日は体調も良さそうだし散歩がてら買い出しに一緒に行こっか!」





「わかりましたー!」






私がこの時、総司を外へ連れ出さなければあんなことにはならなかったのだろうかーーーーーーー……。






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