あなたに出会えて....
「コイツらがお前の言っていた隊士か?」
「そうです。」
「黒崎琴音です」
「木村舞姫です」
「何故、女子を隊士に?」
「彼女等の意思です。実力も黒崎は沖田に勝ち、木村は藤堂と互角に戦える程の腕前です。」
「ほう。なら良いだろう。」
「でわ、これで....「待て」
「「「 ??? 」」」
「土方だけ下がれそこの2人は待ってろ。」
芹沢は、そう言うと部屋を出た。
「お前ら気を付けろよ?芹沢さんだけじゃなく、お梅さんにも充分気を付けろ。」
「「 うい 」」
「舞姫、足崩していいかな?痺れたんだけど....」
「芹沢さんが戻ってくるまでならいいんじゃない?」
しばらくすると芹沢は綺麗な女の人を連れて戻ってきた。
「梅、俺は平間達と飲んでくる。」
「はいはい。行ってらっしゃい。」
待て待て待て待て待て。
この人、梅って呼ばれてたよね?
「お二人はんは初めましてやな?うち、梅言うんよ。」
おーい。
私達、今注意されたばっかりなんだけど。
「初めまして。木村舞姫です。」
って名乗るんか!
しゃーない。
「黒崎琴音です」
「可愛いらしいなぁ〜。ねえ、うち友達いないんよ。もし良かったら友達になってくれん?」
私と舞姫は顔を見合わせると笑った。
「「 もちろん! 」」
「ほんまに?嬉しいわ〜。あ、琴音はんと舞姫はんはいくつ?うちは22や。」
「私達17です。」
「嘘やぁ〜!そんな綺麗な顔しはってん。そんな幼いはずあらへん!
しばらく3人で話して、私達は前川邸へ戻った。