あなたに出会えて....
そして2日めの夜。
「どうだ?ちったぁ頭さめたか?」
「チッ。歳三かよ。」
「........................お望みならもう一晩ここで過ごさせてやろうじゃねえの。」
「てめえいっぺん死んだ方がいいんじゃねえの?」
「........................」
土方は無言て蔵を出て行こうとしたが、私の次の言葉に立ち止まった。
「私が鴨ニイと梅ネエを暗殺するよ。」
「....は?」
「鴨ニイは暗殺を受け入れてるし、梅ネエや総司には怒られるし................私に出来る事はこれなんじゃないかな....と思って。」
「お前....身内を斬る事は他人を斬るよりも辛い。お前はそれが出来るのか?」
「........私がやってあげないと鴨ニイも梅ネエも可哀想でしょう。」
「お前なんでお梅さんも殺ろうとすんだ?」
「梅ネエが言ってから。最後まで鴨ニイと一緒だ........ってね。」