ポニーテール
やっとの再会
ーみゆー
暑いから沙耶と一緒に校舎裏で水遊びをしていた。
「わぁ~。気持ちいね。」
私が言った。
沙耶が
「そうだね。」
と言いながら笑っている。
私は、
「どうしたの?」
って聞くと
「胸、ブラジャーうつってるよwww」
「わぁ~もう最悪。メガネも濡れてるし。」
メガネを外すと
上から
「あっ!!」
と大きな声が聞こえた。
振り返りみてみると隣のクラスの川原拓也くんがいた。
すると拓也くんが
「今からそっち行くから待ってて。」
っと言ってきた。私が返事をするうちに行ってしまった。
すると沙耶が
「頑張ってね~!先に教室行くね~」
っと言って行ってしまった。
私は、メガネをかけると
ちょうど拓也くんが来て
「やっと会えた。オレ前、廊下を走ってる君を見て一目惚れしたんだ。ずっと探していたんだけどやっと見つけた。こんなに近くにいたなんて…」
私は、頭の中が?でいっぱいだった。拓也くんが私のことを一目惚れした?
「ちょっとよく分からないんだけど…」
「あっ!!そうだよね。ごめん……」
「うん…」
「オレ、君のそのメガネとポニーテールを外した姿を見て一目惚れしたんだ。」
「ということは、今の私は、好きじゃないの?ポニーテールにくくってメガネをしてる姿」
「君の今の姿も好きだけど、その姿が一番好き!」
すると拓也くんが
「付き合ってくれない!?オレ、好きで、好きで…」
「ごめん……」
「うん。わかった。」
と言いながらも彼は悲しそうな顔をした。
「あの…友達からだったらいいよ。私まだ拓也くんのこと知らないから…」