忘れん坊サンタと雪だるま
ニコッと雪だるまに笑い掛けました。



『やぁ、こんばんは。私とした事が今日がクリスマスというのを忘れていたよ』

サンタクロースは笑いながら言いました。


不思議な事にサンタクロースの乗っているソリは宙に浮いていました。
そうして、スゥーと滑る様に雪だるまの前に降りてきました。

『もぅー! ダメじゃないか!』


舞い散る雪の精達はプリプリとした様子で言います。
< 26 / 46 >

この作品をシェア

pagetop