それでも私は恋をする
恋愛経験ゼロに等しい私
ああ…。
早く帰りたいなぁ…。
人数合わせでよくコンパに誘われるけれど、地味で下戸な私は、あんまり相手にされない。
今日は、消防士とコンパ…と聞いて、ちょっとウキウキしてきたけれど。
あきらかに、既婚者らしきオッサンも混ざってるし!女子5人に対して、男子が10人以上いてる。
おかしいやろっ!?
「アンタ保母さんか?」
オッサンが、私の隣に座った。保母さん?ああ、向かいに座ってる女子が保育士とか言うてたな。
「いえ…」
「おとなしいからそうやと思ったわ」
オッサンは、そう言って私の手を握り、「かわいらしい手やなぁ」と言いながら、手の甲に口づけた。
…げっ!
な…なにするねんっっ!
「もしかして、ファーストキスやったか?ムフ」
誰かっ!助けてっ!
心の中で叫ぶも虚しく、オッサンに気に入られた私は、終わりを待ちながら、お酌と話し相手をするハメになった…。
早く帰りたいなぁ…。
人数合わせでよくコンパに誘われるけれど、地味で下戸な私は、あんまり相手にされない。
今日は、消防士とコンパ…と聞いて、ちょっとウキウキしてきたけれど。
あきらかに、既婚者らしきオッサンも混ざってるし!女子5人に対して、男子が10人以上いてる。
おかしいやろっ!?
「アンタ保母さんか?」
オッサンが、私の隣に座った。保母さん?ああ、向かいに座ってる女子が保育士とか言うてたな。
「いえ…」
「おとなしいからそうやと思ったわ」
オッサンは、そう言って私の手を握り、「かわいらしい手やなぁ」と言いながら、手の甲に口づけた。
…げっ!
な…なにするねんっっ!
「もしかして、ファーストキスやったか?ムフ」
誰かっ!助けてっ!
心の中で叫ぶも虚しく、オッサンに気に入られた私は、終わりを待ちながら、お酌と話し相手をするハメになった…。
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