それでも私は恋をする
3人で、揃ってカツ丼定食を注文した。上北さんは、ライスを大盛りにしてガツガツ食べる。
男子が、ガツガツ食べる姿…結構好きやったりする。
「ところで素子ちゃん!十和田さんとはどうなったん?」
ぶっ…と、お茶を吹き出しそうになった。みっ!三沢さん!上北さんもいてるのに…。頬がみるみる赤くなっていくのが、自分でもわかった。
「えっ!?黒石さんって、十和田さんのこと、好きなん…?」
「…ちっ…」
違います…と、慌てて手を左右にぷらぷらと振った。
「なかなか心を開かない素子ちゃんが、ドア全開なんやから、ええ感じなんちゃうの!?」
「別に…そんな…。たまたま隣の席やから…」
「あの人は、やめたほうがいいと思う」
上北さんは、それだけ言うと、伝票を手にして席を立った。
私は、三沢さんと顔を見合わせてから、慌てて上北さんの後について行った。
「ごちそうさまでした」
上北さんの言葉を気にしつつ、3人で職場に戻った。
男子が、ガツガツ食べる姿…結構好きやったりする。
「ところで素子ちゃん!十和田さんとはどうなったん?」
ぶっ…と、お茶を吹き出しそうになった。みっ!三沢さん!上北さんもいてるのに…。頬がみるみる赤くなっていくのが、自分でもわかった。
「えっ!?黒石さんって、十和田さんのこと、好きなん…?」
「…ちっ…」
違います…と、慌てて手を左右にぷらぷらと振った。
「なかなか心を開かない素子ちゃんが、ドア全開なんやから、ええ感じなんちゃうの!?」
「別に…そんな…。たまたま隣の席やから…」
「あの人は、やめたほうがいいと思う」
上北さんは、それだけ言うと、伝票を手にして席を立った。
私は、三沢さんと顔を見合わせてから、慌てて上北さんの後について行った。
「ごちそうさまでした」
上北さんの言葉を気にしつつ、3人で職場に戻った。