それでも私は恋をする
その日の夜は、うちの課で月一回行われる、懇親会だった。
十和田さんの隣に座るぞ!!と、鼻息荒くしていたけれど、彼は、課長のご指名で隣に座らされていた。
「素子ちゃん、こっち座り!」
私は、三沢さんのご指名で隣に座った。私を挟むようにして、上北さんが座った。
みんなが席に座ると、課長が乾杯の挨拶をするのが決まりになっていた。
だいたい、今月の営業成績やら、自分のプライベートの話なんかをちょこっとする。ゴルフの成績を話されてもよくわからん。
「それと…みなさんにご報告があります。もしかしたら、ご存知の方もいるかもしれないけれど」
そこまで言うと、席がざわついた。なぜか、ピューピューと、冷やかすような口笛を飛ばす人まで…。
みんな知ってそうやけど、何かあったん?
十和田さんの隣に座るぞ!!と、鼻息荒くしていたけれど、彼は、課長のご指名で隣に座らされていた。
「素子ちゃん、こっち座り!」
私は、三沢さんのご指名で隣に座った。私を挟むようにして、上北さんが座った。
みんなが席に座ると、課長が乾杯の挨拶をするのが決まりになっていた。
だいたい、今月の営業成績やら、自分のプライベートの話なんかをちょこっとする。ゴルフの成績を話されてもよくわからん。
「それと…みなさんにご報告があります。もしかしたら、ご存知の方もいるかもしれないけれど」
そこまで言うと、席がざわついた。なぜか、ピューピューと、冷やかすような口笛を飛ばす人まで…。
みんな知ってそうやけど、何かあったん?