それでも私は恋をする

…上北雄一が喫煙所で聞いた、十和田恭介と営業マンＡの会話…



営業マンＡ（以下Ａ）
『十和田くん、最近、黒石さんに急接近やな！』


十和田恭介（以下十和田）
『まぁ、隣の席ですし…それに…』



フウーと、煙を吐く。



十和田
『地味で大人しそうだから、モーションかけたらすぐに落ちると思って』


Ａ
『でも、本命は弘前さんやろ？弘前さんみたいな美人と付き合ってるのにわざわざ地味な子と浮気せんでも…』



十和田
『遠距離で会えないから暇つぶしですよ。あわよくばセックスできるかも？って』



Ａ
『えー!?オマエ、最低やな!!』



十和田
『そうですか？女なんて消耗品ですよ』



Ａ
『………』