それでも私は恋をする
必然の!?お誘い
その日は、残業になり、気付けばもう20時…。


「黒石さん、何か手伝いましょうか?」



平川さんが私に声をかけてきた。



「大丈夫。もうすぐ終わるから」



「そうですか。じゃあ、お先に失礼しまぁす」



「お疲れ様…」



ふぅ…。平川さんの後ろ姿を見送り、ため息。さて、私もそろそろ片付けて帰ろう…。



「お疲れ様」



十和田さんが、隣の席から手を伸ばし、私のデスクにチョコを差し入れた。



「ありがとうございます。いただきます」



「もうすぐ終わり?」



「はい」



「じゃあ、飲みに行こうか?」



「えっ!?あっ…はい…」


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