大好きな彼女
凛花と帰ることができなくなった
俺は、優雅と一緒に帰ることにした。
俺は、何気にイライラしている。
平田と楽しそうにしている凛花が
どうしても許せない。
でも、凛花といる時は、できるだけその
怒りを抑えるようにする。
「優雅はどう?最近・・・堀内とは」
「ん〜、今んとこ幸せだなっ」
ははっと満面の笑みを俺に向ける。
それに腹が立つ。
俺はこんなにも苦しんでいる中
優雅は幸せそうに笑うから。
「蓮、顔に出やすい。今、イラついたで しょ?」
「正解・・・イラついた」
やっぱな、という顔をする優雅。
そして、俺にずっと視線を向けられている。気がするのは・・・
気のせいか?っと思ったけど
優雅がずっと見ていた。
「なに?・・・」
「倉本のことで必死に悩んでる
蓮好きだなーって・・・」
「なんだそりゃ・・・」
若干嬉しい気持ちになり、イライラが
少し和らいだ気がする。