大好きな彼女
昼休み
午前中の競技がすべて終わり、腹が
すげぇ減っていた。
「凛花、どこで食べる?」
「んー・・・いつものとこで
食べる」
「りょーかい。じゃ、行こ?」
「うん」
凛花は大きく頷きながら答えた。
下靴から上靴に履き替えて
屋上へつながる階段を駆け上がり、
屋上の扉を開け、いつもの
場所に座る。
「あー、腹減ったー」
「蓮、お疲れ様ー!1位なんて
すごいねー?」
「そうかー?」
「だいぶ差があったし・・・
カッコ良かったよー」
えへへーっと笑顔を見せる。
「ったく、可愛過ぎんだよ///」
俺はそう言って額にキスをした。
「〜っ///」
久々に凛花に触る。
キスをするのも久々だし・・・
「いつもの蓮だね!戻って良かった」
「俺、変だった?」
「うん」
多分、隠そうとしていたことが
隠しきれていなくて
顔に出てしまっていたんだと思う。
確かに優雅の言うとおりだと思う。
俺は思っていることが顔に出やすい。
だから、隠し事はできないタイプの人
なのかもな・・・