大好きな彼女

俺が渡したバトンをしっかり
握りしめ、走って行く凛花。

凛花はすげぇ速くてさすが
元陸上部って感じだった。

俺が開いた差よりも遥かに開かれ
ていた。

そのまま、凛花は余裕でゴールテープ
を切った。

凛花は俺の方に抱きついてきた。

すげぇ息きれている。

そりゃ、一生懸命走ったしな。


「凛花、お疲れ様!」

「へへっ、ありがとー。
蓮のおかげで一位取ったよー」

「俺じゃなくて「ううん、蓮と
みんなのおかげ」

俺は、凛花の頭を優しく撫でた。

三年もリレーがいつの間にか
終わっていたみたいだ。

整列し、退場して一旦テントに
戻る。

そして、閉会式が始まるから
テントから出てゾロゾロと整列
し始めた。
< 136 / 270 >

この作品をシェア

pagetop