大好きな彼女
「・・・・うん。告白くらいなら
していいって」
そーなんだ・・・。
「ありがと、亮くん!
あたしを好きになってくれて。
でも、あたしは蓮が一番好きなんだ」
亮くんは「ふはっ」っと
笑われた。
だから、あたしも笑い返した。
「じゃーね、蓮を待たせてるから行くね ?また明日」
「おう」
あたしは手を振って亮くんとは
お別れした。
そして、あたしの大好きな人の方に向かって
走っていく。
「お待たせ―、蓮ーーーー」
あたしは思い切り蓮に抱きつく。
すごくいい匂いがする。
あたしの一番好きな蓮の匂い。
「蓮、好き大好きだよ?」
「なんだよ・・・急に・・・」
冷たい返事。だけどね?
実は照れてるんだと思う。
あたしは嬉しくてくすくす笑った。
あたしは体を離した。