大好きな彼女
〜*〜*〜*〜*
食べ終わった。
「ごちそうさま。
ふぅー、うまかった。
ありがとなっ、凛花ー」
「どういたしまして」
俺は食器を流しにおく。
もちろん水に浸して・・・・
「さーってと・・・「あたし、まだ
片付けがあるから」
俺の声を消すようにして
被せて言ってきた凛花。
「えぇーー、あとでじゃダメ?」
「だーめっ!
あとで約束したことさして
あげるから!
もう少し待ってて?」
「・・・・はーい」
俺は仕方なくソファーくつろいだ。
食器洗剤の匂いがプンプンと
匂ってくる。
俺の家ではオレンジの香りの
洗剤を使っているから
この匂いは・・・オレンジだ。
食器を洗い流す凛花。
家事を隅から隅までこなす。
「蓮ー、終わったよ?」
「りょーかいっ!じゃぁ、俺の部屋に
来てくんね?」
「別にここでも・・・」
「いいから!」