大好きな彼女

〜*〜*〜*〜*


食べ終わった。

「ごちそうさま。

ふぅー、うまかった。
ありがとなっ、凛花ー」


「どういたしまして」


俺は食器を流しにおく。
もちろん水に浸して・・・・


「さーってと・・・「あたし、まだ
片付けがあるから」


俺の声を消すようにして
被せて言ってきた凛花。


「えぇーー、あとでじゃダメ?」


「だーめっ!
あとで約束したことさして
あげるから!

もう少し待ってて?」


「・・・・はーい」


俺は仕方なくソファーくつろいだ。


食器洗剤の匂いがプンプンと
匂ってくる。


俺の家ではオレンジの香りの
洗剤を使っているから


この匂いは・・・オレンジだ。


食器を洗い流す凛花。
家事を隅から隅までこなす。


「蓮ー、終わったよ?」


「りょーかいっ!じゃぁ、俺の部屋に
来てくんね?」


「別にここでも・・・」


「いいから!」



< 157 / 270 >

この作品をシェア

pagetop