大好きな彼女
2日目
ブー、ブー
ケータイのバイブが鳴った。
アラームではない音だ。
ケータイを開くと親からメールが
送られてきた。
【ごめんね。今日も帰ってこれない
んだ・・・ほんとごめんね?】
俺はなぜか嬉しかった。
だって、また2人で過ごせるから。
ま、凛花の母さんが認めて
くれたら・・・
の話だけど・・・・
凛花は6:30になってもまだ、
寝ていた。
でも、このことを早く知らせたくて
起こす。
「凛花ーーー、起きろ」
俺は凛花の体を揺する。
すると、眠たそうな目をこすり
ながら、起きた。
「・・・何?こんな朝早くに」
「嬉しい情報があんだよ・・・」
「何?」
さっき、母さんから送られてきた
メールを凛花に見せた。
「えっ、で・・・ってことは・・・
またお泊まりってこと?」
「そういうこと!」
「嬉しいけど、あたし、お母さんに
許可もらってないし・・・」
「今日の帰りに2人で許可もらいに
行こ?」
凛花は縦に首を振る。